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第48回「お月見に読みたい絵本」

おつきみうさぎ

今回は 、お月見に読みたい絵本2冊をご紹介します。

『お月さまってどんなあじ?』
マイケル・グレイニエツ 絵と文 / いずみちほこ 訳

お月さまってどんなあじなんだろう。
あまいのかな。しょっぱいのかな。ほんのひとくちたべてみたいね。いつもそう思っていた動物たち。

ある日、カメが、山に登ってかじってみることにしました。
届かないので、次々と動物たちが積み重なって。
もうちょっとで届きそうなのに、お月さまは、ひょいっと逃げてしまいます。
さあ、動物たちは、お月さまをかじれるでしょうか?

和紙のような質感が、柔らかな雰囲気を醸し出していて、素敵です。
お月さまってどんな味だと思う?
お子さんとおはなししながら読んでみてくださいね。最後の魚のひとことが、深いです。

『おつきみうさぎ』 
中川ひろたか 文 / 村上康成 絵

お月見の日にすすきを取りに行った保育園の子ども達、ふるえている、光るうさぎを拾って連れ帰ります。

今夜は十五夜。
みんなでお月見団子を作って、すすきを飾り、さあ、まんまるのつきが出てきましたよ。
あれ?月の中のうさぎがいない!

実は、野原で拾った、あのうさぎ、はんぶんのつきのときに、足を踏み外して、つきから落ちちゃった、つきのうさぎだったのです。

おめめぱっちりの、いたいけなうさぎちゃん、つきに帰りたいよね。
どうやったら帰れるのかな?
ちょっぴりとぼけた園長先生もいい味出してます。

今年の中秋の名月は、9月27日。
絵本の中に、お月見団子の作り方も出ていますので、お子さんとお月見団子を作って、すすきを飾り、月を見上げて、うさぎさんいるかな?って探してみてはいかがでしょうか。