「むし歯の条件と、フッ化物の利用を!」赤ちゃんの虫歯予防7回


Dr. yasumoto
 みなさん、こんにちは。そろそろ年の瀬も迫り、慌ただしい師走の時期がやってきました。保護者の皆さんにとっては、子供達の冬休み、クリスマスや年末年始など、行事がてんこ盛りですね。その分、可愛いお子さんの笑顔がたくさん見られる時ですから頑張れると思います。

 前回、カイスの輪のお話をさせていただきました。むし歯ができる条件には
1)歯が生えてきた
2)ミュータンス菌
3)砂糖
4)時間の4つがあり、

すべて満たさないとむし歯はできないわけです。

 と言っても、砂糖を取らないわけにもいきませんし、ミュータンス菌が見えるわけでもありませんから、お子さんのお口の中では4つが揃ってると心配になりますね。

フッ素化物 歯磨きがむし歯予防に最も効果がある?と聞かれたら。。。専門家としては、残念ながら、大した効果はありません、と答えます。やはりブラッシングだけでは、むし歯を予防することは困難です。そこで、その効果を高めるには、何と言っても「フッ化物の利用」をお勧めいたします。

 日本で販売されている歯磨材の90%には、フッ化物が添加されております。ですので、歯磨きの際には歯磨き粉を使ってください。。。。と言いたいところですが、そうではありません。歯磨き粉には、発泡剤が入っているので、歯磨きをするとお口の中が泡だらけになります。

 そうすると、一通り磨いた後、ぶくぶくとうがいをします。。。.「せっかく、フッ素塗ったのに流れちゃった。。。」ってことになってしまうのです。ですので、研磨する意味がない乳歯の場合には、歯磨き粉は使わず、そのまま歯を磨き、最後にフッ素ジェルを塗ってあげてください。それでバッチリです!

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