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1歳半~2歳過ぎ、「乳臼歯」登場!鼻呼吸から口呼吸へ。赤ちゃんの虫歯予防第8回



 みなさん、こんにちは。お子さんの年齢が1歳半をすぎて2歳児に近くなってくると、「乳臼歯」が登場(萌出)してきます。歯科的には、ビッグイベントなんです。

 「奥歯が生える→噛める」なので、普段食べさせている食事が舌ですり潰せるものから、歯で潰せるものへ変わっていきますね。お肉なども練習しながら食べることができるようになってきます。

 逆に言えば、「モグモグといかにも噛んでいたようにも見えたけど、今までどうやって食べてたのかしら」と。。。そうなんです。今までは、動かしているけど噛めているわけではなく、ある程度小さくなったら飲み込んでいたのですね。

 奥歯が生えてくる頃から、いろんな機能を習得するだけの、運動機能や知的機能が発達してきます。機能は、グリコのおまけのようについてくるものではなく、鍛えなければなりません。日々の生活環境の中でトレーニングをしていきましょう。

 まず、おっぱいを飲んでいる時には、口からおっぱいを吸うので、基本的に鼻呼吸しています。しかし、離乳食、普通食になってくると口(くち)呼吸になってしまっているお子さんをよく見かけます。いわゆる「口ぽか〜ん」な状態ですね。

 口が開いている時歯、鼻呼吸よりも口呼吸が優先しやすく、そのため、風邪など罹りやすくなってしまいます。つまり、口ぽか〜ん→風邪をひく→鼻づまり→さらに口呼吸→鼻炎が長引く→口呼吸がクセになる。。。。。。と連鎖してしまうのです。

 ことのスタートが口ぽか〜んですので、まずはお口を閉じる→トレーニングをしましょう。ネット等々でいろんなグッズも手に入ります。楽しく頑張ってみてください。

 ⇒第7回「むし歯予防にはフッ化物の利用を!」