世界の人口約1割が左利きと言われる今、子どもが左利きだと分かったら矯正させますか?
それともそのまま?
自分の子どもが左利きと知ったことをきっかけに、色々とリサーチしてみました。
なぜ左利きは生まれるの?
ノース・ウェスタン大学のダニエル・M・エイブラムス氏は、左利きが生まれる理由として、遺伝や家庭環境に加え、人間の競争と協調の圧力によるバランスであると解説しました。※参照
世界の人口約1割が左利きという現状、実は50万年もの間、この状態が続いているそう。
左利きは遺伝なのでしょうか?
しかし、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも、利き手が違うことがあります。
左利きが生まれる確率は両親の利き手に影響されるようです。
両親どちらも右利きの場合、子どもが左利きになる確率は約10%。
両親どちらかが左利きの場合は約20%、どちらも左利きの場合は約25%だそう。
このことから少なくとも、環境や育て方によるものだけではない様々な要因があることが分かります。
左利きのメリットデメリット
今思えば我が子は生まれつき左利きだったのか・・・と思ったのは、生後3か月頃に左手だけの指をしゃぶっていたこと。
その後、手づかみ食べやスプーンを持つ手も全て左。
2歳頃に絵を描くようになった時もずっと左手でした。
左利きのデメリットは?
なんといっても左利きのデメリットは「少数派」であること。
周囲の9割は右利きの為、日常生活にも影響が出やすいです。
例えば…
◆横書きの文字を書くとき手が汚れやすい
◆駅の改札や自動販売機は右利き用に設計されている
◆ハサミや缶切などのツールも右利き用がメイン
◆右利きの人とお店のカウンターなど横並びで座って食事をすると、肘がぶつかりやすい
・・・などなど。
左利きのメリットは?
こう書くとデメリットばかりのようですが、左利きのメリットももちろんあります。
◆野球やテニスなどの[対戦スポーツ]においては有利
※日本のプロ野球選手の選手名鑑によると、約30%が左利き。
◆世の中は右利き用のものが多いため、自然と両方の手を使うことが多くなる
こんなにある!左利き用グッズ
しかし、世の中は右利き用に作られたものばかり。やはり子どものうちは使いづらいものが多いです。
そこで今回は、左利き用グッズをいくつかご紹介します。
カッター
ハサミはもう定番のように左利き用が売られていますが、左利き用のカッターも。
おススメは、OLFA レフティL型
有名メーカーの左利き用カッターなので、持ち方も安定します。
子ども用包丁
お手伝いしたい年頃の子ども。ままごとから本格的に野菜を切るときには左利き用の子ども用包丁がおススメです。
おススメは、正広 子ども用包丁
可愛らしいイラストがありつつも、機能はしっかりとしています。
子ども用おはし
スプーン・フォークの次はおはし。
おススメは、Combi ベビーレーベル はじめてサポートおはし
こちらは両利き用の為、利き手をどちらにしようか悩んでいる頃から使えます。
我が子もこちらを愛用し、4歳頃からサポートなしできれいな持ち方が身についています。
両利き用定規
両利き用定規は利便性バツグン!
おススメは、無印良品 両面目盛の定規 15cm
両面使えるので、左利きの人だけでなく右利きの人も様々な場面で使いやすいです。
まだまだ左利き用グッズは沢山ありますが、お子様の状況に応じて選んでみてくださいね。
左利きは個性
我が子が2~3歳頃の時、字を書くときや食事の際は、右手に直すように言ってきました。
しかし、次第に我が子はそれがストレスになってきたのか「やりたくない」と主張するように。
最近は社会も多様化し、「みんな違ってみんな良い」が認知されており、これも個性だと受け止め、
いまは子どもがやりやすいようにやらせてあげることにしました。
左利きのお子様にはぜひ「左利きにもいいことが沢山ある」と伝えてあげてください。
実際、左利きは世界に約1割しかいないのに、歴代の偉人は左利きが多いです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピカソ、ミケランジェロ、ベートーヴェン、モーツァルト、エジソンなどの芸術家。
アレクサンダー大王、ナポレオンなどの武人。
我が子もいつか才能が開花するかも!?
[clink url=”https://mamatx.net/column/foodeducation-column1/”] [clink url=”https://mamatx.net/column/tooth-column1/”](ライター Aoi)
東北出身。就職を機に上京。
現在は子どもを保育園に預け、都内で働くママとして日々時間に追われています。
特技は絵画やイラスト、写真撮影などの創作活動。
趣味はスノーボード。
二児の母として日々奮闘中ですが、自信の子育て経験も踏まえ、
子育て中の皆さまへ有益な情報を届けられるように頑張ります!