2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による「東日本大震災」から10年。
大震災による被害状況と災害に備えて今できることについてまとめています。
大震災による被害状況
警察庁が公表した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の警察活動と被害状況」によると、東北地方太平洋沖地震での死者数は15,899人、行方不明者2,527人という大きな被害を出しました。
また、道路損壊は4,198箇所、橋梁被害は116箇所という状況から、避難のための移動も容易ではなかったことが想像できます。
復興庁が公表した「避難所生活者・避難所の推移」によると、発災日の避難所生活者数は20,499人、1週間後には386,739人に増加しています。
上図を見ると、多くの人が長期間の避難所生活を余儀なくされたことがわかります。
参照:警察活動と被害状況(2020年12月10日)
現在の避難者数
現在も、家を失ったこと等から、元の生活に戻れない避難者がいます。
復興庁の「全国の避難者数」によると、2021年2月8日時点の東日本大震災による全国の避難者数は約41,241人、全国47都道府県928の市区町村に所在していることを公表しています。
現在、避難所(学校・公民館など)や旅館・ホテルへの避難者数は0人ですが、その他の内訳は、以下の通りです。
応急仮設住宅等及び それ以外の賃貸住宅等 |
17,816人 |
---|---|
親族・知人宅等 | 23,234人 |
病院等 | 191人 |
震災から10年経った今も、苦しみや悲しみを抱えて生きる被災者がたくさんいます。
震災で失った物は、家や思い出の場所だけではありません。
例えどんなに被災地が綺麗な街並みになったとしても、失った家族や友達の命が戻ることはありません。
参照:全国の避難者数
地震に備え、今できること
いつ発生するかわからない地震に備え、パパやママは家族の命を守るために、今、何ができるでしょうか。
普段から災害対策について家族で話し合い、いざというときに慌てないよう事前に防災グッズの準備をしておきましょう。
防災グッズの確認・準備
家族で避難する際に、防災用リュック(非常持出袋)に必ず入れておきたい物は何でしょうか?
赤ちゃんや小さな子供がいる家庭の場合、一般的な市販の防災セットには入っていないミルクやオムツ、離乳食、アレルギー対応食など、避難先で必要となる物が各家庭で異なります。
「事前準備であわてない!赤ちゃん・子どもがいる家庭の防災グッズ」では、親子で東日本大震災の被害にあった経験をもとに、乳幼児ファミリーが準備した方がよい防災グッズについてまとめています。
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防災知識のアップデート
東京都では、首都直下地震等の様々な災害に備え、防災ブック「東京防災」を作成し、都内の全家庭に向け平成27年9月1日より配布を行いました。
この「東京防災」は、東京都の地域特性や都市構造などを考慮した避難方法など、都民に向けた情報だけでなく、災害への備えや発災時の対処法など、東京都に住んでいなくても役に立つ情報が掲載されています。
「東京防災」は、東京都防災ホームページから閲覧することができます。日本語版だけでなく、多言語版(英語版、中国語版、韓国語版)・音声版テキストデータ・大活字版も閲覧できます。
また、本屋や雑貨店等にて1冊130円(税別)で販売もされています。取り扱い店舗は、同ホームページから確認することができます。
参照:東京都防災ホームページ
まとめ
地震に備え、普段から家族で避難方法について話し合い、災害が起こる前に防災グッズの準備をしておきましょう。
赤ちゃんや小さな子供がいる場合、常温保存が可能な缶ミルクを活用したり、普段から食べ慣れている市販の離乳食やお菓子のローリングストックをするなど、子どもの成長にあわせた食料等が準備できているか確認してみましょう。
出身は茨城県。園児の息子が1人。
趣味は漫画・アニメ鑑賞。
オタク気質で、息子に買い与えたはずのミニカーに私がドハマりし、いつの間にか立派なミニカーコレクターに。
好物はフライドポテト。減量を諦め、現状維持に励む日々。