市区町村独自のPCR検査費用の助成が、各地で実施されています。
しかし、その対象は65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ在住者など、条件が限られている場合があり、“パパやママは対象外”と諦めていませんか?
松戸市と日立市のPCR検査助成金は、対象を全市民に拡大しました。
千葉県松戸市と茨城県日立市のPCR検査助成金についてまとめています。
松戸市のPCR検査助成金
千葉県松戸市の「PCR検査助成金」は、以前は65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する人など、一部の対象者に限られていましたが、2021年4月から、対象者を新型コロナウイルス感染症の症状がなく、医療機関で自費診療のPCR検査を行った全市民に拡大しました。
また、市外在住者であっても、松戸市内で勤務している保育・教育従事者や介護・障害福祉サービス従事者※も対象となっています。
助成金の申請方法は「償還払い方式」で、医療機関で費用を支払った後、市に助成金を申請する流れとなります。
助成金額
助成金額:1人1回当たり最大20,000円
上限回数:月2回まで
(1ヶ月に2回の定期受検が可能)
※保育・教育従事者
介護・障害福祉サービス従事者
対象となる「保育・教育従事者」とは、“松戸市内の保育所、幼稚園、こども園、放課後児童クラブ、市立・私立の小・中・高等学校などで勤務している市外在住者”になります。
対象となる「介護・障害福祉サービス従事者」とは、“松戸市内に所在する事業所・施設等で、入所系介護サービス、通所系介護サービス、訪問系介護サービス、障害福祉サービスなどに従事している市外在住者”になります。
参照:松戸市
日立市のPCR検査助成金
茨城県日立市でも、無症状で、検査を希望する市民(ただし、濃厚接触者などで、行政検査の対象者および既陽性者の陰性確認は除く)を対象に、PCR検査費用の一部助成を行っています。
日立市の場合は、医療機関で検査を行うのではなく、希望者が自ら「日立市健康づくり推進課(保健センター)」へ電話で申し込むことで、自宅まで検査キットが郵送で届くのが特徴です。
助成金額
助成により自己負担額が3,000円
検査の流れ
① 電話で申し込む※
② 検査の詳細と検査キットが、自宅に郵送で届く
③ 自宅で採取しただ液(検体)を回収日時に会場へ持って行く
<当日の持ち物>
・新型コロナウイルス感染症検査同意書
・自己負担金3,000円
・検体容器
④ 検査結果は4~5日程度で自宅に郵送で届く
※電話による申し込み予約の締切日や検体の提出日は日立市の公式ホームページで公開されています。
参照:日立市
まとめ
これまで、65歳以上を対象としたPCR検査の助成を実施している市区町村は多く存在しましたが、今回紹介した松戸市と日立市は全市民を対象としています。
子どもを持つ親として、子どもや自分自身が「PCR検査助成金」の対象となるかは重要なポイントです。
松戸市や日立市以外にも、茨城県土浦市の事業者を対象にした「土浦市事業所PCR検査費用補助金」、千葉県浦安市の妊産婦の同居家族や同市を里帰り先とする妊産婦の親族を対象にした助成など、各市区町村によって対象者や内容が異なったPCR検査費用の助成が行われています。
自分が住んでいる市区町村では、どんな取り組みが行われているか確認してみましょう。
出身は茨城県。園児の息子が1人。
趣味は漫画・アニメ鑑賞。
オタク気質で、息子に買い与えたはずのミニカーに私がドハマりし、いつの間にか立派なミニカーコレクターに。
好物はフライドポテト。減量を諦め、現状維持に励む日々。