交通安全について考えよう

交通安全運動の意義と、親子で楽しく交通ルールを学ぶことのできる方法を紹介します。

全国交通安全運動とは

全国交通安全運動は、国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を推進するためのものです。交通事故防止の徹底を図ることを目的として、毎年春と秋の2回実施されています。期間中、国・地方公共団体や民間団体が相互に協力して幅広い国民運動を展開しています。

令和3年度春の交通安全運動

令和3年度の春の全国交通安全は、4月6日(火)から15日(木)までの10日間です。そのうち4月10日(土)は交通事故死ゼロを目指す日となっています。子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保、自転車の安全利用の推進、歩行者等の保護を始めとする安全運転意識の向上に重点を置いた活動です。春はちょうど新学期が始まる時期に設定されているので、子どもと交通安全ルールについて確認し合うとてもいい機会になります。

親子で楽しく交通ルールを学ぶ方法

大人にとっては当たり前のことでも、子どもには難しい交通ルール。一緒におでかけする機会が増えてきたら、交通ルールを教えてあげましょう。今回は、実際にライターが子どもと実践した交通ルールを学ぶことのできる遊びを紹介します。

道路マップでごっこ遊び

子どもはごっこ遊びが大好きですよね。そのごっこ遊びの中で交通ルールを学ぶことができるように「道路マップ」を作りました。自分に見立てた人形を使ってマップの上を動かして遊びます。「信号は青になったら渡ろうね。」など、やりとりの中でルールを確認していきます。ここで注意したいのは、「具体的に説明する」ことです。子どもだから詳しく説明してもわからないだろうと思わず、丁寧に説明します。「道路をわたるときは、運転手さんから見えるようにしっかりと手を挙げてね。」「必ず右・左・右を見て、車が来ていないことを確認してから渡ろうね、」などと具体的に説明したほうが、子どももルールの必要性を理解しやすいです。2歳の娘も「あかはとまれだよ。」「ブーブーとまったらわたるの。」など、このマップを使って少しずつルールを理解しはじめました。マップの絵を変えると飽きずに何回でも遊べます。

ストップゲーム

信号のルールを確認するゲームです。赤、青、黄色の信号機のイラストを3枚用意し、ランダムに子どもに見せます。信号機のルールにならって青は動き回ってOK。黄色と赤はぴたっと動きを止めます。広い場所の方が思い切り身体を動かすことができるので、我が家ではお庭の中で遊びました。親子で楽しくルールを覚えることができるのでおすすめです。

まとめ

安全に外出することができるように、事前に子どもと一緒に交通ルールを学びたいですね。ルールをただ教えるだけではなかなか身につきにくいので、遊びの中で子どもが楽しみながら自然とルールを学べるように工夫すると効果的です。この春に交通ルールを再確認して、親子で楽しくおでかけしましょう。

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