温育コラムvol.8　自然の移ろいと共に暮らす

2019年1月25日 2019年9月8日

mayumi

※「温育コラム」は2017年7月～2018年3月までのコラムシリーズです。再アップでお届けします！

1 季節を意識していますか？
2 二十四節気から季節の移ろいを学ぶ
3 ママの特権！子どもと外遊び
4 難しく考えず出来ることから・・・♪

季節を意識していますか？

寒い寒いと言いながらも、日増しに日中は温かく過ごせる日も出てきて、
「もう立春だよね」なんて会話も聞かれるようになりました。
「立春」という言葉を聞いただけで、どんなに寒くてもあったかい春がもうすぐやってくる、という高揚感さえ覚えます。

人ってその日の天気や気温にすごく左右されている気がしませんか？何を着るか、どう過ごすかを決める重要なツールになっています。
さらに日本には四季があり、日本人はその季節に合った過ごし方をしてきました。
でも現代は、食べ物にしてもライフスタイルにしても、季節感がだんだん薄れている傾向にあるような気がします。

二十四節気から季節の移ろいを学ぶ

東洋医学では自然に逆らうのではなく、自然のリズムに合わせて暮らすことが健康に繋がると教えてくれています。
例えば立春は、二十四節気（にじゅうしせっき）のひとつで、季節を表す言葉。
二十四節気は旧暦で使われ、四季折々の伝統行事や、また、季節の移り変わりを知るための目安として、主に農作業で利用されていました。春、夏、秋、冬それぞれに季節の名前が6候で構成されていて、春ならば「立春」「雨水」「啓蟄」「春分」「清明」「穀雨」となります。

現代は新暦。本来の季節感とはズレが生じる

二十四節気には、自然に寄り添い生きてきたからこその日本人の知恵がぎっしり詰まっています。今よりも自然や季節の移ろいをもっと身近に感じて、四季に沿った暮らし方や食事をしてきました。
だから、旬のものを食べるということは理にかなっていて、体の健康を保つためにも重要なのです。多くの野菜が店頭に一年中並びますが、旬の野菜は味が良くて、栄養価も高く優れています。
例えば、春なら筍、菜の花、ブロッコリー、にら、アスパラガス、そら豆などは手に入りやすい食材ですよね。
さらに、旬のものを知っているだけで、あれもこれもと買うより、グンと食材選びがラクになります。

子どもが大好きなイチゴも春が旬

ママの特権！子どもと外遊び

例えば、私は子どもと公園でどんぐりを探すことも季節に合わせた暮らし方のひとつだと思っています。
大人になって「秋になったからどんぐりを探しに行こう！」とは、なりませんよね。
でも、子どもと一緒だからこそ、どんぐり拾いも出来るし、つくし探しにも出かけられる。まさにこれってママの特権♪
そんな風に子どもと一緒に遊ぶ中で、子どもは自然の移り変わりを体験し、大人も楽しく心豊かに過ごせます。心が元気なら体も元気になる。反対に体が元気でないと、心も病んでしまいます。

難しく考えず出来ることから・・・♪

自然のリズムに合わせて暮らすことは、実はシンプルなことなのかもしれません。
身近なことから季節を感じ、自然のリズムに合わせて過ごしてみる。子どもと旬の野菜や魚を探しにスーパーに行く、とか、季節の花を活けてみる、とか。
温育とかけ離れていると思うかもしれませんが、そうした小さな積み重ねが体や心を健やかにし、冷えにくい体質をも構築していけるのでは？と、思う今日この頃なのです。