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上野動物園のパンダ「シャンシャン」が中国に帰国?


上野動物園の人気者、ジャイアントパンダのシャンシャン。
2017年に日本で生まれたはずなのに、実は中国に帰らなければなりません。
返還期限が2021年12月末まで延長されたというニュースについて調査しました。

シャンシャン帰国のワケ

シャンシャンは2017年に6月12日に上野動物園で誕生しました。
テレビやインターネットでの中継で誕生の瞬間を目にした方も多いと思います。

しかし東京都が中国野生動物保護協会と結んでいるパンダの繁殖に関する協力協定では、シャンシャンを含むパンダの所有権があるのは中国となっています。
そして、生後24カ月で中国に返すことになっているのです。

そのワケは協定であらかじめ決まっているということ以外にも、「繁殖の相手を探す」ためでもあるようです。
絶滅も危惧されるジャイアントパンダは、発情期が年1回であることを考えると、いかに繁殖をさせるかが重要になります。
パンダの繁殖適齢期は4~5歳からといわれるため、同年代のパンダが多い中国の基地で過ごしてお相手を見つけようという婚活的な意味合いもあります。

延びる返還期限

本来生後24カ月(2019年6月)で中国に帰るはずのシャンシャンですが、2019年5月に中国と東京都の間で行われた交渉の結果、2020年12月31日が返還期限と決まりました。

その後2020年12月に新型コロナウィルスの影響で輸送が困難なため2021年5月31日まで延長と発表されました。
そして今月、東京都の小池知事が2021年12月末に延長すると中国と同意したことを明らかにしました。

ちなみにシャンシャンの両親である「リーリー」と「シンシン」も今年2月が返還期限でしたが、5年後の2026年まで延長されたようです。

まとめ

シャンシャンとのお別れはさみしいですが、ママになるシャンシャンも待ち遠しいですよね。
緊急事態宣言は解除されましたが、上野動物園は、感染症拡大防止のため現在休園中です。
まだ開園の日程は未定ですが、コロナが落ち着いたころにシャンシャンに会いに行ってみてはいかがですか。

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